子餅②
うっかりしているうちに二人目の子どもを迎えることとなった。
コミットすればするほど過酷な育児の実態はさて置き、子らはKAWAIIの一言だが、なにぶん大人の体調が悪い。これは困った。元気がないと100%のKAWAIGARIができない。非常に困ったのでここ数ヶ月あちこちの病院を回っている。不養生のツケが回ってきた感がある。これを書いている今も永遠かと思われる咳が出ているので病院にいる。
嘆いていても仕方がないので、発語が随分上達した長男のKAWAII言葉を思い出して気を紛らわせようと思う。
①こんにちは
挨拶の基本である。すでにおはようと言って手を振ったりありがとうとお辞儀をしたりできるようになった長男だが、何と言ってもこんにちはの可愛さが頭抜けている。何回言ってもこれは「こんちんたん」になる。
どんぐりころころどんぐりこと上手に歌っていても、ひとたびドジョウが出てきたらこんちんたんである。
なんか知らんが童謡のテンポを速くしてデスボみたいに喉を鳴らす歌い方も覚えてきたんだが、それでもごんぢんだん!っつってる。
なんだ?こんちんたんって。
いや、こんちんたんはこんちんたんですね。
②おくすり
息子も息子で何度か病院のお世話になっているのでお薬を飲む機会がしばしばあり、もう覚えたらしい。あのパラフィン紙?に分けられた粉末。自分が子供の頃と同じ匂いがする。
これはめいちゃんのおじゃまたくしよろしく幼児によくある語の転倒なのだが、おくすりはおすくりという。自分が咳をしていると「パパもおすくりのむー?」と言って自分のコップを差し出してくれる。もしかして薬師如来かな?ありがてえありがてえ…
③ごちそうさまでした
機嫌よくやってくれるときもあれば、もう好きなものがないからいいです…とこちらの反応を伺いながら手を合わせるときもあり。でも彼の場合そんなに長い言葉は言えないのでいい具合にアレンジされて「ごちまった」になった。
「ごちまった!🤗」「ごちまった…🥺」など表情のバリエーションがあるのだがいつ聞いてもKAWAIIのでお残ししてても許しそうになる。ごちまったしたあとにフルーツとか好きなものだけ追加で食べようとするとパパが長期戦に入る。パパ、君にでっかくなってほしいからよ…
とはいえ無理に口にねじ込むわけにも味の濃い調味料をベタベタ乗せるわけにもいかないので、色々試行錯誤しながらやっている。最近有効なのはDanger Zoneを歌いながら食べ残しを皿から発艦させて「俺についてくるんだ。指示器を確認…機首を上げろ!」などと言ってお口に着艦させる方法と、絵本みたいに本人の気持ちと動きを言語化してから「〇〇君は大きくお口を開けました」と先に言ってしまう方法。なんとか機嫌を直してノッてくれることが多い。朝はそんなことやってられんのでメニューが勝負のすべてになる。
子どもがご飯を食べるようになってからごちまったの大切さを再確認した。特に自分が作ったときなんか笑顔で言われると嬉しいもんな、ごちまった。
ちなみにいただきますはもっと適当で「いったうー」とか言ってる。お手手合わせてるからいいよ。早く食べたいからね。
④はじまりはじまり
保育園で絵本を読んでもらうようになってから家でも前より読むようになって、なんなら読み聞かせをしてくれるようになった。
みんなはされたことある?2歳児から読み聞かせ。健やかな成長の様子が目から耳から脳に直接届くッッ
もちろんこちらにも読み聞かせを求めたり半々なんだけど、最近家に迎えた新生児相手にも読んであげてるので微笑ましい限り。
でも「はまちゅりはまちゅり」って言ってるので最初何をアピールしてるのかわからなくてパパ混乱しました。でもはまちゅりのほうがいいと思います。かわいいからね。
まだあるんだけど息子の可愛さを振り返っていたら診察が終わったので今日はこの辺にしといてやろう。
発達途上のいずれ直ってしまう癖が見聞きできるのは今だけだから一緒の時間は大事に過ごしたいが、咳してると一緒に歌ったり踊ったりできないからな。
健康診断で血中脂質も注意されたことだしさっしと咳を治して体力をつけるぞ。子育ては体力が全てに優先する。