幾望報

きねもておもちつけ

カクヨム餅

4月から重い腰を上げてWeb小説の連載を始めた。 kakuyomu.jp 連載ったって誰から頼まれているわけでもない、自分で勝手にやっているのだ。 でもネタとして何年も温めてきたものが形になっていくのは純粋に嬉しい。 温めすぎてちょっと腐りかけているんだが、…

子餅③

幼児退行はもう古い。時代は乳児退行だ。 思い切って1月から3か月間の育児休業を取得した。 4月からの仕事が不安ではあるが、世間の仕事始めが軌道に乗った今、日中家で子供と過ごしていることは非常に心を穏やかにさせてくれる。はずだった。 そうして気づ…

子餅②

うっかりしているうちに二人目の子どもを迎えることとなった。 コミットすればするほど過酷な育児の実態はさて置き、子らはKAWAIIの一言だが、なにぶん大人の体調が悪い。これは困った。元気がないと100%のKAWAIGARIができない。非常に困ったのでここ数ヶ月…

死の餅

近頃死についてよく考える。 直接的にはやはりやがてくる父の死期についてということになるが(いつか書いた通り難病でありなおのこと進行している)、どうしても息子の死についても考える。散歩の度に考えながら手を引く。 己の死はもちろん考える。妻の死…

エア餅

退勤後に街灯のまばらな道を車で帰りながらその日あったことを思い出し、自分がどんな言動をしたかボソボソと再現したり、本当はこうした方がよかったのではないかというifの自分をその場に作り出してボソボソ演じたりということを、どうもたびたび無意識に…

読み餅

前回のエントリーから200日が経過したが、その間に何が起こったかというと、特段何も起こっていない。 相変わらず時間がない。というか輪をかけて時間がない。 実は3月までは子育てを理由に時間減での勤務形態だったのだが、4月から完全復帰を選択してしまっ…

積み餅

買ったのに何年も読んでいない本がざらにある。積読だ。 学生時代に本当の本当にガチのマジで本を読まなかったことを卒業後から今に至るまでだらだらと後悔し、この歳になってから見よう見まねで目についた岩波文庫をたびたび中古で十冊ぐらい買うのだけれど…

病餅

少し前から難病にかかった、と父が言うので身構えていたが、こういう名前の病気でこういう状況で今はこういう治療をしている。まあ大丈夫だ。なんて冷静にいうものだからホォンと思ってしばらくさほど考えないふりをしてきたが、このほど年末年始の集まりを…

がらくた餅

がらくたが好きだ。好きすぎてあまり理解されない。 逆に聞くがみんな正気なのか? がらくただぞ。そんなもの、いいものに決まっている。 まずもって名前がいい。 がら、としていて、くた、としているのだ。 いい×いい=とてもいい、というわけだ。 ありがと…

ポケ餅①

小学校に入ったころだかにゲームボーイの緑色のを買ってもらって、以来ずいぶん遊んだものだ。緑色が好きだったのでポケモンも緑を買ってもらったが、正直赤のパッケージのやつがカッコイイと思っていたので、緑のカセットの裏に油性マジックでリザードンを…

向井餅

向井秀徳語検定1級試験問題 解答例 日本国憲法前文翻案 俺は、酒毒に浸食された脳における恥のアーカイブスをダビングして歩き出し、俺と妄想人類諸君のガキのために、犬猫畜生との意味の分からん言葉による意思の疎通と、冷凍都市全土にわたって暮らしのも…

パン餅

何かで気持ちがズンと沈んでいかんともしがたさが自分の外にまで漏れ出ていると、たいてい妻が「家のことはいいから、なんでも好きなもの買ってきて元気出して!寄り道してきてもいいし」と気を遣って外に行く口実まで作ってくれるのだが、私はというとそう…

子餅

「膝に矢を受けてしまってな…(だから戦場には戻れない)」 という言葉は、物理的にケガをしたのではなくて、矢を受ける=膝をつく=求婚(結婚)するという意味で、つまり自分は妻子を持つ身なのでもう危険なことはできないよという意味になるのだと、どこ…

透明餅

気づいたら俺はなんとなく夏だった この向井秀徳の『透明少女』の一節を思い出すのは決まって夏の盛りなのだが、このようにいつのまにか過ぎてしまった節目を後ろ目に見送るようなときは、それが夏でなくともやっぱりこの言葉を思い出してしまう。 それで今…

筋肉餅

結婚して1年以上が過ぎたわけだが体重と腹回りが増加の一途をたどっている。 もはや増長と言ってもよい。 一度冷静になって結婚前の体重と体脂肪を思い出しながら家にある体組成計に乗っかって見たら体重は3キロ以上増え体脂肪率は4%ほど上がっていた。 こ…

音餅

音楽というのは偉大だなと時々思うことがあって今がまさにそれである。 とはいえ何も、音楽って世界共通素晴らしい歌詞に感動共感わかるそれなーとか、そういうことが言いたいわけではない。 自分の気分に合った曲を見つけてしまうと、何はなくとも頭の中で…

邪悪餅

この世には吐き気を催す邪悪が確かに存在する。 ではそれに出くわしたとき我々には何ができるのか? 考えるだけ無駄である。そんなものはない。何もできないのである。 我々はジョジョのキャラではない。 だから悲しいのだ。 途方もない理不尽がその身に降り…

歴史餅

今日こそは手続きに成功した。やってやったぞ俺は。 以前失敗したとき(コスパ餅)から、一月ぶりに奇跡的な平日休みが取得できたのでリベンジを行った。前回誤って準備できていなかった書類もばっちりだ。勢い勇んで早起きして行った。以前よりも空いていた…

ミント餅

わりかしわかりやすいオタクなのでアニメの化物語が好きで。 特に「斧乃木余接」ちゃんが好きで好きで。 彼女のキャラソンかつオープニングテーマであるところの『オレンジミント』の、 その中でもAメロにパーカッションの一つとして入ってくる余接ちゃんの…

教育餅

教育格差について考える機会があった。根深い問題である。 そもそも教育とは、というところの話をするとこれまた厄介なので詳細は差し控える。 極めてざっくり言えば、高校までの初等・中等教育は「社会生活を営む上で必要な事柄について学ぶ」ことがその意…

懐古餅

どうも人間の脳みそちゃんはわりとふんわり生きているらしく、勝手に記憶を改竄したり、そもそも何もなかった部分に新しく過去を作ったりしてしまうものなのだという。なかなかのドジっ娘である。 かくいう私も、幼稚園で工作をしていた時に壁際のロッカーの…

コスパ餅

行政手続きに失敗した。 奇跡的に平日に出来た休みを利用して朝から車で1時間半もかけて県庁所在地まで向かって用意してきた書類に合わせて現地での書類作成にさらに1時間を要し提出してから1時間後に言い渡されたのが「これ書類違いますね」という言葉だっ…

職人餅

先日、金属工芸を生業としている実兄の家へ遊びに行った。 近頃はキセルの制作に取り組んでいるらしいが、資料が少なくて難儀しているのだとか。作業場を見せてもらうと、いくつか実物を見ながら展開図を書いてそれに合わせて板を切り、切ったものを叩いて形…

ゴールデン餅

GWが終わってしまう。これはまずい。 では聞くがゴールデンウィーク、何をしていた?私はだいたい家にいた。 でもちょっと旅行に行った。兄が富山にいるので挨拶がてらついでに金沢も立ち寄ってきた。本当は少し離れたところでやっていた九谷焼のイベントに…

マルチ餅

マルチはマルチでも危ないマルチではない、ディスプレイの話だ。 先日、パソコンに明るい同僚が手に余ったというディスプレイとアームを譲ってくれた。しばらく部屋に転がしておいたが、このGWは10連休を確保しながらほとんど家にいるのでこれが邪魔で仕方が…

令和餅

令和になったのでブログを始める。 特に意味はない。なにかきっかけが欲しかっただけだ。 夜更かししてしまって眠さが極まっておるので手短にするが令和について述べる。 元号が令和に決まってから、少し万葉集を調べている。といっても本当に少しだ。手近な…