幾望報

きねもておもちつけ

向井餅

向井秀徳語検定1級試験問題 解答例

日本国憲法前文翻案

 

俺は、酒毒に浸食された脳における恥のアーカイブスをダビングして歩き出し、俺と妄想人類諸君のガキのために、犬猫畜生との意味の分からん言葉による意思の疎通と、冷凍都市全土にわたって暮らしのもたらす生の実感を確保し、なんやら厄介者の粗相によって再び憤激の銃弾が放たれることのないようにすることを決意し、ここに俺がMATSURI STUDIOに存することを貴様らが今までに経験したことのないような大声で俺は放ち、このKIMOCHIを思い出す。ジャッ。そもそもあの娘の笑顔は、ジャマイカ煙草をキメながらの殺人的なジョークによるものであって、その記憶はいつか妄想に変わり、その一昨年の事件は誰もがこれを覚えておらんし、その娘の入れ墨だけがフラッシュバック現象。これは17歳の俺のOMOIDEであり、このセンチメンタル過剰は、かかるOMOIDEに基くものである。俺は、これに反する一切の厄介者、インテリゲンチャ及び名前も知らん女を排除する。ダッ。

俺は、そんな平和な俺の平和を祝う必要はないし、変態人類のKANKEIを支配する性的衝動とUNUBOREを深く自覚するのであって、新宿革命記念公園通りの斜め45度の傾きの坂道を後ろ向きに下りながら俺はとっても必死に荒ぶり、ボールにいっぱいのポテサラと吟醸酒を保持しようと決意した。ウン!俺は、大皿に乗ったカニを食いたいし、陰口叩いて留飲下げとるやつらや徒党を組んで安心しとるやつらや、さりげなく行われる裏切りや自意識過剰と自尊心の拡大を冷凍都市から永遠に除去しようと努めとる深夜2.5時において、そらもう獣のようなスタイルを占めたいと思っとる。わかっとる。それはわかっとる。俺は、行方知れずのあいつが、繰り返される諸行無常の繰り返しから免かれ、どっかさびれた地方都市の暗がりの街にひっそりしけこみ、酒場に入って生存する権利を有することを確認する。する。する。

俺は、いづれの若者も、薄っぺらい半透明な関係を漂流し続けることのみに専念して通じ合わないで触れ合わないで笑い合うことをしてはならないのであつて、裸足の季節は、刹那的なものであり、このキセツに従うことは、少女だったころのあの恋っぽい気持ちを維持すると信じとるが、俺と貴様とは関係ない。俺と貴様はKANKEIない。

俺は、なぜ、そこまで全力をあげて、この崇高な理想と目的を達成することを誓わなきゃいけんのか、俺にはようわからんが。すごい、それは、すばらしいこと。かもしれませんね。SAMURAI。